50代で転職してみた3

小さな中小企業に転職してから1か月が経ちました。
長かったような短かったような。

私はバブルの時代に新卒で就職をしました。
規模の大きな会社が、いま思えばとんでもない人数の求人をしており、そうした企業になんとなく就職するパターンが多かったように思います。

特に私はやりたいことも定まっていないいい加減な学生だったので、何をする会社かよりも、大きい会社ならどこでもいいやと安易に決めたタイプです。
同期は200人ですから。

いまのちゃんとした若い人たちから見れば呆れられるかもしれませんが、当時は『結婚までの腰掛け』ということで、それまでチャラチャラと楽しく過ごし、時期がきたら結婚すればいいやってことで就職先を選ぶ学生もいたのです。

ranran

私は『結婚までの腰掛け』のつもりで就職したのに、結婚後もしばらく働き続けました。
ちょっと疲れたので辞めようかなと、これもまた安易に辞めてしまいました。
しばらく休んだあと、派遣社員や契約社員として一社あたり3年から6年程度のスパンで企業を転々と渡り歩きました。

いま、時代が変わったこともあり、老後のことを考えたり、年齢的なこともあるけれど、私はやっぱり働くことが好きみたい。

今回は50代という年齢のこともあり、最後の転職と思って契約更新をしなくても済む正社員をどうにかみつけました。
チャラチャラしていたバブル期の新卒での就活とはエライ違いです。

派遣社員の場合は契約にないことはやりませんと言い張ることができ、バックには派遣会社がついていて守ってくれますが、直雇用の正社員はそうはいきません。

特に今回の転職先では少人数で全業務を担わなければならないので、私はこの仕事はやりませんというのはナシです。

電話応対はもちろん、来客があればお茶を出すし、用があれば土砂降りの中でも銀行に走り、みんなでオフィスを掃除して、帰りは最後のひとが施錠して帰ります。

業務に関しても全員が全体を把握するようにということで、誰が何をやるかの線引きがあいまいです。

それは逆に言うと行き当たりばったりで組織の利点がいかせていない、ルールやルートが確立していないから効率が悪い、みんながなんとなく把握しているからマニュアルがない、責任者や担当者が決まっていないから引き継ぎをするひとがいない。

過去に勤務経験があるといっても10社程度ですが、他所から来た私からみて、業務分担がハッキリしていないなんて、組織じゃない、これが会社なんだろうかと。
そこがピンとこなくて一か月苦労しました。

murii

年齢は40代前後が多く、みたところ私が最年長。

よそ者のオバハンが現われたことがうっとうしいのか、あからさまに私だけお菓子を配布してもらえなかったりします。
お菓子が食べたくてたまらないわけでもないからいいですし、もしかしたらひとり分足りなかったのかもしれないから別にいいですけど、友人たちからは

そんなところ辞めてもう一回転職したら~??

とか

いつまで続くかねえ~??

とか言われます。

それはそうなんだけど、そう簡単に辞めるわけにはいかないのよ。
最後の転職と思って私なりにそれなりの覚悟をもって飛び込んだところだし。

なかなか次から次へと私を雇ってくれるところがあるとは思えないし。
だけど仕事は続けていきたいし。

それに、正社員や派遣社員や契約社員として渡り歩いてきたからこそ思うけれど、ここはサイコーだ!!なんてところはないんですよね。

どこに行っても必ずいい面もあれば悪い面もあるし、楽しい日もあれば悲しい日もあるし。

やけにうまくいって笑いが止まらないこともあれば、あまりの理不尽さに臍をかむこともある。

どこに行っても平たくすれば同じ。

そうはいっても、もしも、もう一度転職だということになってしまったとき、唯一の私の履歴書の一行が退化して使い物にならなくなったらマズイ。

この会社で雑多な作業に追われている間に、本来の私の専門である、その割に薄い知識ではあるけれど、知識なのにそれを退化させてしまうことだけはあってはならない。

そうだ、そうだ
本来の業務が滞るほど業務の境界線がない現状は
いくらなんでも専門職の意味がなくないか??

という思いを会社側に言ってみよ!

この辺、年の功ですよねえ。

若い頃に言えたか??
一か月いただけのくせに、いきなり社長に直談判なんて。

jooshi

どうなることやら。
ますますお菓子がもらえなくなるかも。