更年期による不定愁訴と甲状腺ホルモン

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女性ホルモンの減少で起こる更年期の不定愁訴。
理由もなくイライラする、年中汗の量が多い、下半身の冷え、毎日だるい、寝ても疲れが取れない、抜け毛が増えた、むくみがひどい、など更年期の不調はあげたらきりがないほどです。

甲状腺ホルモンの異常による病気もまたこれらの症状によく似た不調があらわれるため、更年期の不定愁訴と見分けがつきにくい。

甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンは、「元気の素」。
ただし多すぎても少なすぎても問題が起こるビミョーなホルモンでもあります。

甲状腺とは

喉仏の少し下にある蝶のような形をした臓器。
この甲状腺が分泌するホルモンを甲状腺ホルモンと言います。
甲状腺ホルモンは脳の下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモンにより調整されています。

甲状腺ホルモンの役割

甲状腺ホルモンは、血液中に分泌されることで思考を活発にしたり、心臓を力強く動かしたり、筋力を強化したり、骨を強くしたり、血中コレステロールを調整したりといった、全身の新陳代謝を保つ「元気の素」。
このため甲状腺の機能が低下し甲状腺ホルモンの量の調整がうまくいかなくなると、動悸や発汗や脈拍数などに影響を与えることとなり、更年期の不定愁訴によく似た症状が起きてしまうのです。

甲状腺ホルモンが多すぎる場合

動悸がしたり過度に発汗したり、脈拍数が多く、手足の震え、イライラ、息切れ、コレステロール値が低いなどの症状が出ます。
眼球が飛び出す症状も起こることがあります。
代表的な病気としてはバセドウ病があります。

甲状腺ホルモンが少なすぎる場合

寒がりで低体温、汗が少なく、脈拍数が少なく低血圧になったり、貧血、体重減少、筋力低下など、精神的な落ち込みも強くうつ病と勘違いされることもあります。
代表的な病気としては橋本病があります。

血液検査

いずれにしても、不調なのは更年期のせいだから我慢していればそのうち治る、などと考えず、早めに甲状腺ホルモン量を調べることが大切です。
甲状腺ホルモン量は血液検査で簡単に調べてもらうことができます。
私は婦人科で検査を受けております。

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