肌荒れ、老眼、シミにイボ、次々やってくる老化現象
コロナウイルスの脅威もあって、ちかごろでは手洗いがかかせない。
「手洗いが重要」が「トイレが重要」と誤訳されたなんて話も新聞に載っていましたが、とにかく手洗いだということで、いままで以上にせっせと手を洗っていたら。

ギョギョギョ。
あるとき自分の手を見てビックリ。
肌荒れで関節のシワに血がにじんでいるではないか!
ハンドクリームのコマーシャルで

そこまではないでしょー??
と笑って観ていた、あの大袈裟と思っていた映像に、自分の手が近づいていることに唖然。
あわててヌルヌルにハンドクリームを塗って2、3日で肌荒れは落ち着いたけれど、ただでさえ乾燥に注意のこの季節。
こまめな手洗いは必須ですが

これはハンドクリームが手放せませんぞ。
ところでどうして肌荒れた自らの手になかなか気づかなかったのかといいますと、最近視力の低下が著しい。
どこを見るにもピントが合わない。
近くは老眼で見えない、遠くは近眼で見えない、どこを見たってくっきり見えない。
コンタクトレンズで視力矯正しようにも限界。
遠近両用コンタクトに挑戦したけど全く合わず。
遠近両用メガネはどうかと作ってはみたけれど、メガネはメガネで階段などの段差が怖くて。
慣れるまでは苦労しそう。
そんなこんなで自分の手の肌荒れにも気づかなかったのです。

ならばほかの部位はどうなっているのだろう。
鏡に近づきよくよく顔を眺めてみたけれど、これと言って肌荒れ状態に変化はないようで。
コロナウィルスに備えてマメに洗っているのは手であって、顔は今まで通りなのだからあたり前か。
と安心したのもつかの間、デコジワに何かがある。

え?え?何?
近眼で老眼なものだから、変にメガネをかけるとかえってものが見えづらい。
こんなとき、老眼は裸眼が一番。
鏡に近づいて、メガネを頭にずらして裸眼で目をこらしてみたところ

ちょっとちょっと、これ老人性イボってやつじゃないのー?

あれ?ここにもイボ。
ん?ここにもイボ。
老人性イボは脂漏性角化症という名前があるらしく、顔や頭や首や手の甲にできやすく、紫外線が原因の老化現象のひとつ。
今のところ私にできているのは肌色の細かいイボだけど、老化がすすむと大きな茶色イボや黒イボもできるらしい。

イボをとりさるには液体窒素かレーザー治療かしら。
実は私はどちらもやったことがあります。
若いころ、手の甲にイボができたことがあり、液体窒素で治療しました。
割りばしのような棒の先に綿のようなものを巻き、それを液体窒素が入ったビンの中に浸し、患部に液体窒素のついた綿をポンポンと軽く置くようにします。
皮膚感覚としては冷たい、そしてジュッとした感じ。
痛みというよりちょっとヒリヒリかな。
赤くなって、そのうち黒っぽくなって、だんだんかさぶたになって、気が付いたら数週間で跡形もなく消えていました。
跡形もなくというのは若かったからかもしれませんが。
一方、レーザー治療は顔のシミをとるために美容皮膚科でやったことがあります。
美容目的ということで保険外治療となりましたが、シミがなくなるのならやむを得ず。
患部にレーザーを照射していくのですが、金額はシミ面積かけるショット数で算出。

あなたのシミの総面積は何平方センチメートルですからお値段こちらになります。
といった具合でした。
レーザー照射自体は照射のたびにチクチクする感じ。
痛いとまではいかないので我慢できないものではありませんでした。
日がたつにつれて色が変わり、かさぶたになってとれます。
それでもキレイにならない場合もありますので、と、レーザー治療を受ける前に

100%キレイになるとは限りませんよ
という内容の誓約書にサインをしました。
治療後、患部ごとに目立たないテープを貼られて帰りました。

今日のところはみっともない姿ではあるけれど、これでシミのない顔になれるのなら!
と、なるべく髪でシミに貼られたテープを隠しながらコソコソと帰りました。
それから何日間か、もらった塗り薬を丁寧に塗りこみながら、かさぶたがとれるのを楽しみにしていたけれど。

おっしゃる通りじゃないのー!
薄くなったかな程度で、全然キレイにならないじゃないかー!
私の場合、こうした結果となりました。
もうレーザーでのシミとりはやらないわ。

しかし今回はイボ。
液体窒素かレーザーか、はたまた別の方法か、要検討です。
それにしてもマスクにメガネ、うっとうしいったらありゃしない。
くもるんですよ、メガネが。
昔むかしのコマーシャルでありましたよね。
落語家さんだったかが、鍋から出る湯気でくもったメガネに、シャーッとひと吹きスプレーしたらくもりがなくなり、だけど目の前の鍋の具もみんなに取られてなくなって

メガネすっきりくもりなし、料理すっかり食うものなし
ってやつ。
あれでも買おうかしら。