在宅ワークで経理の仕事をしていて、こんなに自分に合った仕事と働き方はないと思っていた私。

と、密かに意気込んでいたのに、会社の方針で在宅ワークが廃止になりました。
私が属する会社の事務所はひとの出入りが多くかなりにぎやか。
かつてラジオを聴きながら勉強もできませんでしたし、いまも音楽を流しながら料理もできない私は、ワサワサしているとどうしても仕事に集中できません。
しかも大幅配置転換で通う先が以前と変わりました。
自宅から駅まで行って、電車に乗って、電車を降りたら事務所まで20分弱歩く毎日。

「ワサワサして、遠くて、暑い」。
こうして文字にしてみると、我ながら、50代正社員が会社を辞める理由にしてはばかばかしいようにも思いますが、仕事が仕事にならないのだから仕方がない。
悩んだ挙句、退職届をだしました。
50代、正社員の仕事を辞めるまで、辞めたあと、気分はどう?

40代で一般事務から経理事務の仕事に路線変更した私の経験を交えた自分の備忘録であり、ささやかながら、当ブログを訪問してくださった方々への応援ブログです。
50代で仕事を辞めたのは、資格と経験があったからかもしれません
50代で正社員の仕事を辞める決心ができたのは、資格と経験があったからかもしれません。
仕事を辞める前にまず考えるのは、辞めたあとの収入について。
50代だからと言い訳してもはじまらないけれど、次の仕事が決まるかどうかが怪しい年齢。
「仕事が途絶えたらどうしよう。」
私は40代で一般事務から経理事務の仕事に職種を変え、48歳で日商簿記2級を取得し、50代で正社員に採用してもらいました。
転職サイトでみつけた中小企業に自分で直接応募をして雇っていただきました。
日商簿記の資格があって経理経験もあるということで、50代の私を経理として正社員採用してくださいました。

結局、会社を辞めようと踏ん切りをつけたのは、資格と経験があれば50代でもどうにかなるかもと思ったからです。
資格と経験があるから採用されて、資格と経験があるから会社を辞めました。

50代Aさん


50代、会社を辞める前に辞めたあとのことを想像していたけれど
会社を辞める前に考えていた収入源の候補は、先日書きました通りの4つ。
- 正社員
- 派遣社員
- パート
- 在宅副業

会社を辞めたらすぐに何かしらの転職活動を開始しようと思っていました。
でも、実際には『転職活動』といってもなかなか『活動』まで到達しません。
これまでの働き方にもよりますが、会社を辞めるとさまざまな手続きが発生する場合があります。
健康保険や年金の切り替え手続きが必要な場合があります。
家族の扶養に入るか国民年金と国民健康保険に加入する場合もあります。
今回の私の場合、住民税は自動的に納付書が届くそうです。
自分で確定申告をする場合や転職先の会社で年末調整をする場合もあるため、早いうちに辞めた会社から源泉徴収票をもらっておくと良いと思います。
失業保険の給付を受ける場合であれば、会社から離職票をもらわなければなりません。
辞めた会社に何度も連絡をとるのはお互いに避けたいので、返却すべきものは早急に返却し、もらうべきものも早めにもらえるよう手配を進めておいた方が良いと思います。

私は経理事務の仕事で少しだけ関わる部分もあって多少の知識はあったつもりでしたが、自分の場合はどうなるのかとなると細かいことが全然わからず、市区町村などの各担当に何度も問い合わせて教えていただき進めました。
転職サイトや転職エージェントや派遣会社、新規登録をするだけでも時間がかかる
転職サイトにしても転職エージェントにしても派遣会社にしても、新規登録しようとすると各社それぞれフォーマットや項目が違います。
例えば、職務経歴の年月をプルダウンで入れるパターンもあれば、直打ちパターンもあります。
私のように派遣社員として何社も務めてきた場合、職務経歴が何行にも渡ってしまい、〇年〇月のプルダウンが大量です。
スキルの選択画面は非常に細かいし、アピール欄も困ってしまって頭をひねります。

かといって「わたくしは皆から信頼され責任感の塊です」なんていうのもねえ。

50代Aさん
私も自慢気にならないように気をつけつつ、「長年頑張ってきてこの点には自信があります」という風に記入しています。
会社を辞める前には、片っ端からポチポチしようと考えていたのに、ポチポチするまでの下準備が結構大変です。
正社員にしても派遣社員にしてもパートにしても、転職するにはたいてい履歴書と職務経歴書が必要になります。
これまでと同じ派遣会社内で次のお仕事を紹介してもらうのであれば必要ない場合もあるかもしれませんが、全く新しい仕事に転職するのであれば、履歴書と職務経歴書を用意しなければなりません。
WordやExcelで作成し、PDFにできたり、添付やプリントができるものが必要です。
私の場合、3年前のものしかないので基本情報の書き換えが必要でした。
履歴書用の写真もなかったので用意しなければなりません。
街中の証明写真機で撮ったら亡霊みたいな仕上がりになってしまい、結局、写真屋さんに行って撮り直しです。


黒髪戻しなんていうから白髪隠しかと思ったら、若者が茶髪から黒髪へってことだったわ。

50代Aさん

50代で会社を辞めて「無職無収入」を考えなければココロは平和
想定外だったのは、無職無収入であることを考えなければ、予想をはるかに超えて心地よい生活だということ。
楽になったから心地よいというのではなく、ココロが穏やかで心地よい。

自分、もしかして、ここ何年かココロからくつろげていなかった?
今思えば、いつも気を張っていました。
新聞を読んでも本を読んでも集中できずに読み飛ばし。
食事作りも慌ててこなして美味しくできなかったし、味わうことも難しかったかも。
この3年、基本的には在宅ワークになったから良かったものの、仕事量は膨大でしたし、いつ電話がかかってくるかわからなかったし、緊張が抜けませんでした。

一旦仕事辞めて良かったかも。
50代で会社を辞めて「無職無収入」を考えるとココロは焦ってたまらない
無職無収入の現実を考えると焦ってたまりません。
出川哲朗さんじゃないですが、

この気持ちは仕方がない。
なるべく、外を歩いたりカラダを動かしたり、夢中になれる何かをしたり、気分転換をしてやりすごします。
自分に合った仕事に必ず出会える、そう信じて、スマホやパソコンを開いて、コレという仕事にポチポチしよう。

50代Aさん
あなただけじゃないわ。
以上、本日のブログは、『50代、正社員の仕事を辞めるまで、辞めたあと、これからどうする?収入源は?気分はどう?』についてお伝えいたしました。