40代になって転職をしたとき、30代までは苦労しなかった一般事務の仕事がなかなか決まらなくなりました。
40代50代以降、プラスアルファのスキルを追加することで、自分のアピールポイントとなり、次の仕事が決まりやすくなるようです。




でも働きながらどうやって勉強すればいいかしら。

40代50代の事務職の転職に日商簿記は役立つか、実例をご紹介します。また、日商簿記検定2級の資格を48歳で独学取得した私の勉強法もご紹介。勉強法は2級も3級も同じです。

40代で一般事務から経理事務の仕事に路線変更した私の備忘録のようなものではありますが、それが少しでも当ブログを訪問してくださった方々のお役に立てたらという思いで綴るブログです。
特に40代50代以降の事務職の場合、プラスアルファの資格やスキルを持つことで自分の市場価値を高めたい
40代以降、一般事務の仕事が決まりにくくなる、これはよく言われることですし、私自身がそうでした。
そのときにプラスアルファのスキルがあれば、40代はもちろん、50代以降も事務職の転職が有利になることがあります。
例えば私の場合のプラスアルファは「日商簿記検定」でした。
私は日商簿記3級の資格があったから、47歳で派遣社員として経理部で働くことができたと思います。
その後日商簿記2級の資格を取得したから、52歳から正社員として経理の仕事に就くことができたと思っています。

簿記検定には日商簿記検定のほかに、全経簿記と全商簿記があります。
中でも転職時の条件でよく見かけるのは日商簿記の資格です。
転職サイトでは、経理事務の応募条件に「日商簿記3級程度」「日商簿記2級程度」などと表記されています。
日商簿記は1級もありますが、日商簿記1級が条件の場合は「税理士科目合格者または日商簿記1級程度」など、スペシャリストの求人が多いようです。
経理事務職であれば日商簿記2級までで充分かと思います。
日商簿記の資格をもっていると、現在50代の私にも派遣会社から経理事務の仕事の紹介があります。
経理事務のパートの場合、時給がやや高めの場合も多くみられます。
これまで一般事務の仕事をしてきた場合は特に、経理事務の仕事は共通業務も多いため、全く違う分野ということもありません。

言われてみれば、一般事務のお仕事で、請求書を作成したり、振込依頼の伝票を作ったり、売上管理をしたことがあります。
これって、経理と関係なくもないですよね??
事務職のプラスアルファとして取得するなら、日商簿記検定は適した資格のひとつではないでしょうか。
私が日商簿記の独学勉強に使った本
どのテキストでも自分に合っていれば良いと思いますが、私が日商簿記のテキストとして使ったのはこちらのシリーズです。
日商簿記2級は商業簿記テキストと工業簿記テキストと商業簿記・工業簿記トレーニングの全部で3冊。
それと、過去問集を1冊買いました。
私は日商簿記3級の資格は大昔にとったまま、経理事務の仕事もしたことがなかったため、何も覚えていませんでした。
そのため、日商簿記3級のサクッとうかるシリーズテキスト1冊とトレーニング1冊も同時に買いました。

見ただけでオエッと思いませんでしたか?

最初は読んでもさっぱりわからなかったし。
でもとにかく頑張って勉強して資格取って履歴書に書けるようにと思って。
日商簿記合格に向けての本の使い方
テキストで覚えて、トレーニングで問題を解いて、仕上げに過去問という順番で勉強しました。
具体的には以下の通りです
テキスト
テキストは項目ごとに学んでから例題を解くの繰り返しの構成です。
テキストでは、これは重要そうだと思う箇所や例題で間違えた箇所に付箋をつけながら進み、巻末までひと通りやります。
ひと通り終えたら、最初の付箋から、付箋箇所のみを復習し、理解した箇所の付箋ははずしながら進み、巻末までやります。
残っている付箋箇所について再度やり直し、全部の付箋がはずれるまで繰り返します。
トレーニング
問題をひたすら解いて解説を読み、同じく、重要そうだと思う箇所や間違えた箇所に付箋をつけながら進み、巻末までひと通りやります。
ひと通り終えたら、最初の付箋から、付箋箇所のみを復習し、理解した箇所の付箋ははずしながら進み、巻末までやります。
残っている付箋箇所について再度やり直し、全部の付箋がはずれるまで繰り返します。
過去問
テキストとトレーニングの全部の付箋がはずれたら、過去問を、実際と同じ時間をかけて解きます。
解き終わったら、解答の解説も読みながら、重要そうな箇所や間違えた箇所に付箋をつけます。
ひと通り終えたら、最初の付箋から、付箋箇所のみを復習し、理解した箇所の付箋ははずしながら進み、巻末までやります。
残っている付箋箇所について再度やり直し、全部の付箋がはずれるまで繰り返します。
過去問でこれを繰り返していると、毎年同じような箇所、同じような問題が出ていることに気づきます。
ここは重点的に繰り返します。
時間がある限り、テキスト、トレーニング、過去問でこの作業を繰り返します。
独学で勉強していてどうしても理解できない問題は動画で勉強
独学で勉強していて、どうしてもわからない部分がありましたが、そこは動画で勉強しました。
日商簿記3級だと「決算」のあたり、日商簿記2級だと「標準原価計算」の「差異分析」のあたりで、よくわからない箇所がありました。
そんなとき、ありがたいことにYouTubeで解き方をアップしてくれている方がいらっしゃいました。
過去問をピンポイントで丁寧に解説してくれていたので、理解することができましたし、本当にありがたかったです。
ほかにも専門学校が動画をあげてくれていることもあります。
どうしてもわからないところなどは動画で探してみると良いかもしれません。


今のところアレを経理の現場で使ったことはないわ。
まとめ
テキストも問題集も自分に合っていればどれでもよいと思います。
勉強法もひとそれぞれ。

私は日商簿記2級の資格を取ったときは働いていたし主婦業もあって、独学しか方法がありませんでした。
講座を受講していれば、重要なのはどこか、問題を解くコツなどを教わることができ、資格取得のためには効率的だったと思います。
大手専門学校は、ポイントや、どの辺が試験に出やすいかなどのアドバイスがしっかりしていて、資格取得への近道。
資格の大原は、短時間での効率学習をしたい方にオススメ
また、当時と違ってお手軽そうなオンラインスクールもあります。
完全に独学だとなかなか頭に入らないものも身につきやすいかも知れません。
月額定額サービス【ウケホーダイ】
また、仕事に直結した講座もあります。
こちらは、人材紹介会社の動画サイトで、資格取得のためでもありますし、経理の経験不足を補うためにもピッタリの講座です。
いつの時代にも求められる税務知識や日商簿記3,2級など経理に役立つ100講座が学べる動画サイト
ということで、今回は、40代50代の事務職の転職に役立つと思う資格、そして、日商簿記検定の資格を独学取得したときの私の勉強法を一例として、また、そのほかの勉強法についてもご紹介しました。