派遣社員、未経験から経理にガッツリ取り組んだときの仕事内容の変化

40代で経理未経験だった派遣社員の私が5年間で任されたお仕事内容の変化
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以前にも経理部に所属したことはありましたが、そのときは一般事務。
しかも扶養の範囲内での仕事で、ほぼファイリング係でした。

経理系の派遣会社から、経理事務要員として経理財務部に派遣されたのは47歳のとき。
このときが、私のはじめての経理事務経験でした。

ピンチはチャンス、自分に合った資格を取得して自信をつける
経理の仕事に就いたのは47歳のときでした。 そのときの私は、31歳で取得した全く覚えていない日商簿記3級の資格と、ほぼ一般事務の経理部所属経験だけでした。 当時、一般事務で転職しようとしたのですが全く仕事が決まらず、そこで、方向転換し、はじ...
Aさん
30代
経理初心者
私は経理未経験。未経験で経理事務ってついていけるか不安です。
わたし
わたし
わかる、わかる、私がまさにそうだったから。
最初は自信がなくて悩んで落ち込んだ日もあったわよ。
でも大丈夫、覚えてしまえばパターンは決まっているから。
Aさん
30代
経理初心者
そうは言っても。。。
日商簿記3級の資格はもっているけど、経理実務は未経験なんです。
だから何をやるのか見当がつきません。
経理でやっていけるか、やっぱり不安。。。
わたし
わたし
そうよね、経理未経験の派遣社員が最初にどんな仕事をするのか。
そしてだんだんとどんな仕事をまかされていくのか。
私の体験談でよければ、このブログでお伝えするわ。
このブログの内容

経理未経験だった派遣社員の私が約6年間で任された仕事内容の変化

わたし
わたし
【このブログは】
ゆるりと焦ることなく、すきなことをしてすきなものを選んで暮らしたいと願いながら、楽しく生きる方法を模索中のブログです。

将来、経理職に就くために簿記3・2級の合格を目指すなら【Accountant’s library】

経理未経験だったため最初はファイリングと入出金管理と口座振替の伝票チェック

最初は経理部のすべてのファイリング、そして、間違えてもすぐに気がつく入出金管理と口座振替の伝票チェックでした。

ファイリング
ペーパーレス化とは言え、今でも経理は紙が多い方の部署だと思います。

わたし
わたし
ファイリングは、これまであちこちでやってきたので早く正確にできたと思うけど。自分ひとりでファイリングとなると内心では「ちぇ。。。」でした。
私も早く「経理っぽいこと」をやりたかったからです。
わたし
わたし
でも、実は経理のファイリングは結構ややこしい。
もしかすると経理の基本の基か学べる作業かもしれません。

経理で重要なのは「計上日」と「締日」です。
経理事務をしているといろいろな日にちが出てきます。
「計上日」「締日」のほかにも「伝票起票日」や「支払日(入金日)」や「請求日」や「納品日」などなど。

ファイリングは日付に沿って並べることがあります。
経理の「日付」は最初にきっちり理解すべき事柄かもしれませんので、ファイリングも充分に「経理っぽいこと」と言えます。

入出金管理
毎朝ネットバンキングで複数あった全ての口座のデータをとってエクセルに貼りつける作業。

貼りつけたエクセルは経理部員全員が見ることができるよう、共有フォルダに口座別に月ごとに保存します。
貼りつけを間違えればネットバンキングの残高と合わなくなるので間違えに気がつきます。

わたし
わたし
「共有フォルダに保存」という作業は頻繁に使うわね。
共有フォルダに新しい年度や新しい月の名前のフォルダを作って、その中に保存。
間違えて前月分に上書きしてしまわないようにしないとね。

日々の入出金は会計ソフトと銀行口座を連携させることでデータを取得する企業もあります。
更に自動的に仕訳にできる会計ソフトもありますが、実際にははじめての取引やイレギュラーもあるため、正しい仕訳になっているか、摘要欄も含めて確認する必要があります。

口座振替の伝票チェック
この会社では各部署ごとに引落としされる水道光熱費や通信費などに関する伝票に不備がないかをチェックしていました。

口座振替は自分で振込金額や振込先を設定するわけではなく、決まった金額が自動的に口座から引落されるものです。
そのため、チェック者は、伝票の金額が口座振替の証ひょうと一致しているかなどを確認します。

また、自動仕訳される場合、たいてい口座振替は休日以外は同じ日にちに引落とされるため、正しく処理されていることが多いです。
経理未経験者でもミスにつながりにくい業務と言えます。

経理未経験から半年が過ぎ、小さな事業会社の売上・売掛金関連の業務担当追加

経理未経験からスタートして半年が過ぎたころ、小さな事業会社の売上や売掛金関連の業務が追加となりました。

経理の仕事に関わっていないとなかなか耳にすることのない「売掛金」という単語。
売掛金とは売上の代金が翌月以降に入金されるときに使う「勘定科目」です。

例えば、「月末締め翌月末入金」の契約の取引先であれば、今月の売上は今月入金ではありません。
今月の売上は翌月末に入金します。
そのため、今月は「売掛金」として「計上」します。
翌月、この取引分が入金された月に、計上されている「売掛金」を「消込」します。

こうした一連の売上・売掛金について担当することになりました。

Aさん
30代
経理初心者
やりましたね。
ついに経理っぽいことを任されたのですね。
わたし
わたし
キターァ!と思って、このときはうれしかったわぁ。
いまも、経理仲間の友だちと話していても、「企業ごと」「勘定科目ごと」、あとは「部署ごと」で担当をわけることは多いみたいよ。

経理未経験から1年が過ぎ、勘定科目「売掛金」「未払金」の業務担当追加

経理未経験から1年、本社の「売掛金」と「未払金」を担当することとなりました。
売掛金は、小さな事業会社ですでに経験済み。
ですが、本社分は件数が違います。

わたし
わたし
ふるえるわ~、武者震い。

未払金とは、例えば、「月末締め翌月末払い」の契約の取引先であれば、今月購入などした「販管費」代金を、今月は支払いません。
今月のこの代金は翌月末に支払います。
そのため、今月は「未払金」として「計上」します。
翌月、この取引分を支払った月に、計上されている「未払金」を「消込」します。

Eさん
上司
ところであなた、これからは自分が担当している勘定科目の残高の確認もお願い。

勘定科目「売掛金」と「未払金」の担当になると同時に、本社の「売掛金」と「未払金」、事業会社の「売掛金」の「勘定残高確認」も任せてもらえるようになりました。

わたし
わたし
やったー!!これなのよ、私があこがれていたのは。
これまで、私以外の経理部員全員が月次決算で勘定残高確認を頑張っている中、私はひとりでファイリングだったから悲しかったのよ。。。
Aさん
30代
経理初心者
やりましたね。
1年経って、資格もとって、ようやく経理部員として認められた感じですね。
独学で資格取得、事務職にプラスアルファ、日商簿記に合格した私の勉強方法
40代になって転職をしたとき、30代までは苦労しなかった一般事務の仕事がなかなか決まらなくなりました。 事務職の場合、プラスアルファのスキルを持つことで、自分のアピールポイントとなり、次の仕事が決まりやすくなるようです。 悩める 事務職員

その後は、紙がどんどん減っていき、新人不在というこもあって、紙のファイリングはみんなで分担するようになりました。

経理未経験から2年が過ぎ、小さな事業会社の「一部」から小さな事業会社の「全体」の経理に業務担当追加

経理未経験から2年が経ったころ、小さな事業会社の経理全般を担当するようになりました。

それまでは売上と売掛金関連のみでしたが、「買掛金」や「未払費用」「未払金」のほか、売上以外の収入や経費などの費用も担当しました。

小さな事業会社でしたが、会社全体のお金の動きをみるのははじめてでした。

「買掛金」とは、「未払金」同様、例えば、「月末締め翌月末払い」の契約の取引先であれば、今月は「買掛金」として「計上」し、翌月、この取引分を支払った月に、計上されている「買掛金」を「消込」します。
「未払金」との使い分けは、支払内容が「販管費」か「原価」かです。
「未払費用」も同様に、支払内容によって「未払金」と使い分けます。
この使い分けは、企業によって異なります。

経理未経験から3年が過ぎ、3つの部署の経理を担当する業務追加

さらに、経理未経験から3年が過ぎると、本社の3つの部署の経理を担当することになりました。

幅広い分野の事業をしていた企業でしたので、3つの部署が全く違う事業をしていました。

わたし
わたし
事業自体を多少理解していないと経理事務はできなかったため、担当部署に出向いて伝票の中身をたずねた際には、事業内容についても教えていただきました。

ときには、提出された伝票の間違いを指摘して修正をお願いすることもありました。

Aさん
30代
経理初心者
経理って、思っているよりいろいろな人とのコミュニケーションが多そうですね。

わたし
わたし
その通り。
わたしはあまりコミュニケーションが得意なほうではないのよ。
でも、仕事の話なら話題作りは必要ないし、案外スルスルとうまく会話ができるものよ。
なので、経理は案外コミュニケーションが必要と思うけど、コミュニケーションが苦手だから経理は無理。。。と思わなくても大丈夫よ。

経理内では正社員も派遣社員もパートも、みんなで協力して経理業務を完結

派遣社員で派遣される先は複数人の経理事務員で全体の経理業務を分担することが多いようです。
そうした企業では、経理は正社員も派遣社員もパートも、業務分担して最終的には「決算」に向けてコツコツとみんなで協力し合って積み上げていきます。

上にあげた業務のほかにも「小口現金」「給与・社会保険料関連」「社員立替金精算」「税理士対応」など、転職時の応募条件で見かける業務があります。
これらも含め、すべて、みんなで協力してなりたっています。

なるべく多くの業務に関わっておけば、次の転職の際に役立つかもしれません。

わたし
わたし
このころの経理仲間とはいまも交流があります。
みんなそれぞれ経理事務員として働いています。
派遣社員として活躍していたり、正社員になったり、パートで自由に働いている友人もいます。
Aさん
30代
経理初心者
私も、未経験でも1年すれば一人前、そう思って頑張ります。
わたし
わたし
経理事務のパートで働いてた彼女は70代。
最初一般事務で派遣されてそのまま正社員になったという経理部友人は60代。
20代30代40代なんて初心者で当然なぐらいに思うわよ。

経理系求人が多いと言われている転職エージェントはこんな感じです。
ジャスネットスタッフ

リクルートエージェント

ということで、今回は、派遣社員だった私が未経験でガッツリ経理に取り組んだときの体験談でした。